【はじめに】
皆さま、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
ご存じのとおり、先日のGP静岡では嘘悔いがなんと優勝という快挙。
そのレポートもこのメルマガに載っております。
ちなみに僕はと言うと
初日7-2 2日目のドラフト2-1、2-1という
低く安定した成績で55位・・
優勝のレポートが載っているというのに
55位のレポート載せてどうするんだという思いも多分にあるので、
55位的タルキールリミテッドについて話しながら軽くGP静岡を振り返る事とします。
【タルキールリミテッド】
「タルキールのリミテッドは難しい」
よく聞く言葉です。
タルキールリミテッドと一括りにしても
シールドとドラフトではデッキ構築の方向性に大きく違いがあります。
まずはシールドについて。
【タルキール覇王譚のシールドについて】
氏族に基づいた数多の多色カードに、コモンに2色土地
アンコモンに3色土地がある多色推奨環境。
それに加え色が合わなくてもとりあえず2/2として出せる
変異というシステムが多色化をより正当化している環境です。
これまでのよくある基本セットのシールドであれば
強そうな色(レアなり除去なりマナカーブなり)を2色選んで
適当に23枚ぐらいのカードを選べばそれで十分デッキになっていました。
ですがタルキールですとそう事は単純には行きません。
なまじ土地があるために多色化が容易で、3色が良いのか
はたまた5色まで伸ばした方が良いのか。
多色化する事により使えるカードプールの幅も広がるため、
どのカードを採用すればよいのかの取捨選択も難解になります。
じゃあどうすればいいの?って話なんですが、
実際環境の正解はこれだ!なんて言えるほどの成績を取っていないので
あくまで55位的なシールド構築の話にはなります。ご注意を!
【55位的シールド戦略】
僕はタルキール覇王譚でのGPの参加は前回の静岡を入れて3回になります。
GP上海 真面目な訪問者、ソリン入りのそこそこ強いプールで7-2
GPストラスブール 風番いのロックに飛鶴の技まで入って2BYE明け3連敗。
GP静岡 幽霊火の刃、灰雲のフェニックス入りのマルドゥで7-2
ポイントはGPストラスブールでしょうか。
風番いのロックに飛鶴の技があったので、
無理に多色化せず他は貧弱なものの安定を考え
ジェスカイを構築しました。
(※GPストラスブールの事はこちら。http://www.cardshophamaya.com/page/15)
結果は先ほども書いたように、2BYE明けからの3連敗。
一部のレアに依存していたため引かないとどうしようもなく
弱いデッキであり、基本的に相手は多色化して強いカードを入れているため
レアを引くまで長引いていたら相手に有利な場が既に出来上がっている事が
多々ありました。
GPストラスブールでの僕のプールの場合は、
土地も豊富だった事に加え、マルチカラーの強いレアが多かったので
明確に多色化したほうが良かったと言えます。
で、GP静岡に向けてシールドの練習をボチボチしたのですが、
何でもかんでも多色化すればいいってものでもないなーというのが最近の考え。
最近はタップイン土地を7枚とか8枚とか入れて、しかも後手取っての5色デッキって
人が結構いるわけです。
結局満開5色同士で当たった場合は結局強いカードが入っている方に分があります。
5色のパワーカードのぶつけ合いになるため、後手の方が良いという風潮です。
何でもかんでも5色デッキを作り出していると、
上位互換のデッキに簡単に負けてしまうと。
で、よくやるのが2マナ域の生物を多めに入れてのジャイグロビート。
タップイン土地は最小限にして、先手を取っての押し込み勝ちを狙っていきます。
ダイスで負けても6割ぐらいで先手が取れる環境ならではの構築!
仮想敵は満開5色タップイン侍なので、2マナ域の生物とそれをバックアップ出来る
巨大化系やバウンス系のスペルを中心に構築を行います。
結局はプールに依存するので何とも言えない部分もあるのですが、
シールド構築の時間中に5色パターンやこの殴るパターンを組んでみて
良い方を採用する形で最近はやってます。
何パターンか試すってのは慣れないと時間に不安がありますが、
完成度の高いデッキ構築を行う上ではかなりお勧めです。
実際GP静岡は前向き度120%ぐらいのマルドゥでほとんどダイス負けたものの
7割ぐらい先手が取れて7-2の成績でした。
負けは2つとも自分のミスの所為なので、
デッキ構築としては良かったんじゃないかなと。
【タルキール覇王譚のドラフトについて】
発売直後はアイノクの盟族がトップコモンと言われ、
白の人気がかなり高かったタルキールドラフト業界ですが、
最近は毛色が変わってきました。
■ジャイグロ族の台頭
単純に2マナ生物や3マナ生物を
熊の覚醒や龍鱗の加護でサポートするデッキ。
熊の覚醒は変異同士のにらみ合いにも強く
トランプルもついておりテンポロスも少なくて済むいいカード。
青緑や赤緑、緑白等基本的に2色の組み合わせで十分強いデッキが出来るのも
ポイント。
他の人が土地を取っている間にジャイグロ系を掻き集める感じ。
■5色ピッカーの隆盛
嘘悔いがGPで優勝したような土地ピックからのパワーカードピックという
往年の5色ピック。
タルキールではたとえ強くても色拘束の所為で使えない!という理由で
たまに砂塵破とかが流れてくる魔境なため、いついかなるパワーカードが
流れてきてもそつなく使えるピック。
タップインゲインランドのお陰で意外とライフに余裕も出来やすく
中盤以降はパワーカード連打で勝てるので最近一部に人気のアーキタイプ。
嘘悔いや瀬畑さんの影響で最近MOでもよく見る。
そんな中でも僕は生粋のジャイグロ族のため、
GP静岡でもひたすらに熊の覚醒をピックし続けました。
気づいたら生物が10体しかいない失敗ティムールが出来上がりましたが・・
結果2回ともティムールになり2-1*2という成績でした。
デッキとしては50点ぐらいのデッキだったので上ぶれた感じです。
ドラフトの練習があんまり出来ておらず色変えのタイミングを逃したり
熊の覚醒が好きすぎたりしたので、次の大きな舞台であるプロツアーでは
この反省を踏まえて頑張りたいところです。
こうして書いてみると、55位 妥当と言うほかないですが、
嘘悔いに負けないよう頑張って行きますので、今年もよろしくお願いいたします。
ではでは。
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皆さま、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
ご存じのとおり、先日のGP静岡では嘘悔いがなんと優勝という快挙。
そのレポートもこのメルマガに載っております。
ちなみに僕はと言うと
初日7-2 2日目のドラフト2-1、2-1という
低く安定した成績で55位・・
優勝のレポートが載っているというのに
55位のレポート載せてどうするんだという思いも多分にあるので、
55位的タルキールリミテッドについて話しながら軽くGP静岡を振り返る事とします。
【タルキールリミテッド】
「タルキールのリミテッドは難しい」
よく聞く言葉です。
タルキールリミテッドと一括りにしても
シールドとドラフトではデッキ構築の方向性に大きく違いがあります。
まずはシールドについて。
【タルキール覇王譚のシールドについて】
氏族に基づいた数多の多色カードに、コモンに2色土地
アンコモンに3色土地がある多色推奨環境。
それに加え色が合わなくてもとりあえず2/2として出せる
変異というシステムが多色化をより正当化している環境です。
これまでのよくある基本セットのシールドであれば
強そうな色(レアなり除去なりマナカーブなり)を2色選んで
適当に23枚ぐらいのカードを選べばそれで十分デッキになっていました。
ですがタルキールですとそう事は単純には行きません。
なまじ土地があるために多色化が容易で、3色が良いのか
はたまた5色まで伸ばした方が良いのか。
多色化する事により使えるカードプールの幅も広がるため、
どのカードを採用すればよいのかの取捨選択も難解になります。
じゃあどうすればいいの?って話なんですが、
実際環境の正解はこれだ!なんて言えるほどの成績を取っていないので
あくまで55位的なシールド構築の話にはなります。ご注意を!
【55位的シールド戦略】
僕はタルキール覇王譚でのGPの参加は前回の静岡を入れて3回になります。
GP上海 真面目な訪問者、ソリン入りのそこそこ強いプールで7-2
GPストラスブール 風番いのロックに飛鶴の技まで入って2BYE明け3連敗。
GP静岡 幽霊火の刃、灰雲のフェニックス入りのマルドゥで7-2
ポイントはGPストラスブールでしょうか。
風番いのロックに飛鶴の技があったので、
無理に多色化せず他は貧弱なものの安定を考え
ジェスカイを構築しました。
(※GPストラスブールの事はこちら。http://www.cardshophamaya.com/page/15)
結果は先ほども書いたように、2BYE明けからの3連敗。
一部のレアに依存していたため引かないとどうしようもなく
弱いデッキであり、基本的に相手は多色化して強いカードを入れているため
レアを引くまで長引いていたら相手に有利な場が既に出来上がっている事が
多々ありました。
GPストラスブールでの僕のプールの場合は、
土地も豊富だった事に加え、マルチカラーの強いレアが多かったので
明確に多色化したほうが良かったと言えます。
で、GP静岡に向けてシールドの練習をボチボチしたのですが、
何でもかんでも多色化すればいいってものでもないなーというのが最近の考え。
最近はタップイン土地を7枚とか8枚とか入れて、しかも後手取っての5色デッキって
人が結構いるわけです。
結局満開5色同士で当たった場合は結局強いカードが入っている方に分があります。
5色のパワーカードのぶつけ合いになるため、後手の方が良いという風潮です。
何でもかんでも5色デッキを作り出していると、
上位互換のデッキに簡単に負けてしまうと。
で、よくやるのが2マナ域の生物を多めに入れてのジャイグロビート。
タップイン土地は最小限にして、先手を取っての押し込み勝ちを狙っていきます。
ダイスで負けても6割ぐらいで先手が取れる環境ならではの構築!
仮想敵は満開5色タップイン侍なので、2マナ域の生物とそれをバックアップ出来る
巨大化系やバウンス系のスペルを中心に構築を行います。
結局はプールに依存するので何とも言えない部分もあるのですが、
シールド構築の時間中に5色パターンやこの殴るパターンを組んでみて
良い方を採用する形で最近はやってます。
何パターンか試すってのは慣れないと時間に不安がありますが、
完成度の高いデッキ構築を行う上ではかなりお勧めです。
実際GP静岡は前向き度120%ぐらいのマルドゥでほとんどダイス負けたものの
7割ぐらい先手が取れて7-2の成績でした。
負けは2つとも自分のミスの所為なので、
デッキ構築としては良かったんじゃないかなと。
【タルキール覇王譚のドラフトについて】
発売直後はアイノクの盟族がトップコモンと言われ、
白の人気がかなり高かったタルキールドラフト業界ですが、
最近は毛色が変わってきました。
■ジャイグロ族の台頭
単純に2マナ生物や3マナ生物を
熊の覚醒や龍鱗の加護でサポートするデッキ。
熊の覚醒は変異同士のにらみ合いにも強く
トランプルもついておりテンポロスも少なくて済むいいカード。
青緑や赤緑、緑白等基本的に2色の組み合わせで十分強いデッキが出来るのも
ポイント。
他の人が土地を取っている間にジャイグロ系を掻き集める感じ。
■5色ピッカーの隆盛
嘘悔いがGPで優勝したような土地ピックからのパワーカードピックという
往年の5色ピック。
タルキールではたとえ強くても色拘束の所為で使えない!という理由で
たまに砂塵破とかが流れてくる魔境なため、いついかなるパワーカードが
流れてきてもそつなく使えるピック。
タップインゲインランドのお陰で意外とライフに余裕も出来やすく
中盤以降はパワーカード連打で勝てるので最近一部に人気のアーキタイプ。
嘘悔いや瀬畑さんの影響で最近MOでもよく見る。
そんな中でも僕は生粋のジャイグロ族のため、
GP静岡でもひたすらに熊の覚醒をピックし続けました。
気づいたら生物が10体しかいない失敗ティムールが出来上がりましたが・・
結果2回ともティムールになり2-1*2という成績でした。
デッキとしては50点ぐらいのデッキだったので上ぶれた感じです。
ドラフトの練習があんまり出来ておらず色変えのタイミングを逃したり
熊の覚醒が好きすぎたりしたので、次の大きな舞台であるプロツアーでは
この反省を踏まえて頑張りたいところです。
こうして書いてみると、55位 妥当と言うほかないですが、
嘘悔いに負けないよう頑張って行きますので、今年もよろしくお願いいたします。
ではでは。
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